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「ながさき」というところ その5 長崎くんち 2023 街角の風景から(8日の庭先周り・奉納踊は悪天候のため全て中止)

8日の庭先周り・奉納踊は悪天候のため全て中止(8日追加記載)

朝から長崎市内では雨が降り続いており、中日は静かに迎えることとなった。奉納踊りは9日に順延、庭先周りは中止とのことである。各町内の花代による収入に打撃が出ることとなるだろう。

【速報】長崎くんち・湊公園での庭先回り 8日は全て中止、順延なし
2023年10月08日 00:00
長崎市は、10月8日に予定されていた長崎くんちの湊公園での庭先回りは、すべて中止すると発表しました。

翌日以降への順延はないということです。

10月8日は八坂神社と中央公園での奉納踊も雨の予報のため中止となり、9日に順延となっています。

https://www.ktn.co.jp/news/detail.php?id=20231008001

3年ぶりの長崎くんち

10月7、8、9日は、2023年においてスポーツの日が絡んだ三連休の世の中である。長崎市の諏訪の氏子エリアの人々においては、3年ぶりにおくんちがやってくると、心ここに在らずで、フィリピンにおけるクリスマスのように過ごしてきた半年であった。居酒屋でも床屋でもバァでもスナックでも、路面電車の中でまで「くんち」が話題となり、「くんち」に興味がないことは許されない日々が戻ってきたのである。前日には、長崎市長は、小学校の校長が運動会の開会式の挨拶でするようなフレーズで「市民」に対して呼びかけている。「くんち」には関係のない、辺縁の集落など諏訪の氏子エリア(大雑把には長崎駅から出島の平地)の外の人々まで市民として呼びかけているのだから、この辺りの長崎市民という概念にも大いに偏った切り口なのである。

 

2023年の長崎くんち

特段、くんちの出し物には興味がないため、形ばかりに記載をしておこう。街中で配布されるパンフレットなどに書いてあるものである。

桶屋町 傘鉾・本踊

船大工町 傘鉾・川船

丸山町 傘鉾・本踊

本石灰町 傘鉾・御朱印船

栄町 傘鉾・本踊

万屋町 傘鉾・鯨の潮吹き

2023年は本踊が多く、龍踊りがないくんちはくんちにあらずという方もいる中では、寂しいものであるらしいが、本踊が多い時には、諏訪神社での踊場で見るのが一番良いように思う。大手の銀行本店やら商家での呈上でもない限り、右左に手を回して「シャンシャン」で終わらせるようで、あまり評判も芳しいものではない。

10月3日 庭見世

2023年の庭見世は異常な人の出が見られ、警察まで動員されるほどであった。狭い路地がおおい市街地で割合近距離での庭見世となったことも影響しているとされる。

お土産をおかみさんに届けるのに少し寄り道しながら見て回ったのであるが、傘鉾の様などを間近で見られるチャンスであるから、とにかく人が多く集まっていた。

長崎刺繍を施したタレ(万屋町)

鯨の潮吹き そのしっぽ(万屋町)

かつてのように庭に用意できるようなところはほとんどないため、仮説の展示場を用意して、衣装や傘鉾やら、小道具やら船やらを展示していた。

吉宗(よっそう)の店内でも行われ、長蛇の列であった

夜には片付け 石原和幸が作った庭も一夜限りであった(本石灰町)

 

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10月7、8、9日 くんち本番

今の自宅の向きによるのだろう、とくにシャギリの音が聞こえることもなく、平和な三連休を迎えている。昼時に久しぶりの買い物に出かけると、地元の人々ではないカメラ小僧(といっても高齢)やら帽子を被った旅行客などが通りを埋め尽くしていた。

お下りで神輿が降りてくる昼頃、退去して諏訪神社より人が出てきた

チカガネさん(近金果実店)の店頭には呈上札のコレクション 種々の説明も掲出されていた

くんちの時期の通貨は「花」である。花紙を庭先周りでやってきたものに渡し、帳面方がその集計、集金をするのである。できるだけ早くに清算するらしく、おかみさんはくんちが終わってすぐに事務所に納めに行って回ったのを話してくださる。あまりに早く行きすぎると、手拭いやら扇子やらのお返しが用意が無く、一悶着あったという話も、大抵、このくんちの笑い話の一つである。

花が軒先に吊るされていた

呈上を受けると、後から、やったやらないでもめるのであろう、各建物前の路上に白いチョークで町名の印が残される。呈上札が差押の札のように扉に貼られていたなどということもあり、今回のくんちは三連休ということもあり、ビジネス街である海側から丘の上あたりでは、不在での呈上がつづくのであろう。

呈上にやってくる時間を知らせる札も回される

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おわりに

本踊がおおい庭先周りを追いかけてまわることよりも、中央公園や諏訪神社、御旅所の各所での踊場や観覧場での観覧の方が、楽しめるのかもしれない。天気は悪くなりそうであり、直前の宮司のゴタゴタの後でもあるから、とにかく安全に、誰も怪我なく終えて欲しいものである。

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