習俗
どこの街にも臭いというものがあるだろう。長崎における臭いとはなんだろうかと考えてみると、大体以下のようなものが上がってくる。 唐灰汁 排ガス 水の臭い 唐灰汁 唐灰汁はちゃんぽんの麺に練り込まれている保存料であり調味料として働く電解質の結晶であ…
新日本紀行 「長崎くんち 傘鉾の舞い」 はじめに一本のビデオから紹介しよう。昭和50年11月放送の、NHKの新日本紀行で長崎くんちを取り上げた物である。「長崎くんち 傘鉾の舞い」と題された新日本紀行の番組である。長崎くんちが、長崎のまちっこからす…
おかみさんは龍踊りが好きである。有名な籠町の前の方の龍衆の一人を祖父に持たれるほどで、籠町のくんちの大ファンで、龍踊りといえば、籠町というほどである。くんちにはあまり女性の出る場面は現在ないのである。 Covid-19下で神事のみが行われているが、…
おかみさんはマルチリンガル(?!) おかみさんはすぐに長崎のどこの出身なのかを見抜く。「あんひとは茂木んひとよ」「式見っぽかさねー」などとすぐにわかるらしい。長崎市の辺縁にあるような集落ごとでは、方言が異なるらしく、名詞ですら、他所のものに…
長崎 ウィズ・コロナ宣言 Covid-19下で各種イベントごとなどもなくなり、市民と市役所をつなぐ掲示板にも西の果てならではのどこか浮世離れした事柄が載ることもある。6月中旬ごろから張り出された高札には、ついに長崎市スタイルの精霊流しの実質的な自粛…
おかみさんはカンボコが好き 長崎一番のカンボコこそが世界一、宇宙一と思って育ったという。カンボコというのは長崎市内ではすり身のもの全般を指し、板付け、ちくわ、あげかんボコと少しずつ細分化されていく。おかみさんの幼少の頃の長崎一番のカンボコは…
長崎ん人はまっつぐ歩けんとさー、さるうけんね 「長崎の人はまっすぐ歩けないのよ、『さるく』からね」(見出しは長崎弁)とでもいいそうな長崎市民は多い。さるくとは一時期から長崎市街で流行・再興した言葉で、ブラブラ歩くとでもいう意味なのである。歩く…
長崎くんち 長崎くんちは一点の年中行事としてではなく、6月の小屋入りから始まる各町内での半年近くに及ぶストーリーとして語られるものである。準備は、「くんちベイビー」からはじめる人はくんちの前15年くらいから始めるものもいるが、一般的には前年…
令和2年のCovid-19流行下でも開催される長崎精霊流し 「いやあ、さだのあの精霊流しの感じさぁ、どっかしんみりすっとよ〜。」とのこと。 長崎市の精霊流しは派手と見栄であるが、コモを片手にとぼとぼ行くのをみると、無事に来年もと共に思う 長崎市の精霊…