2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧
サセホ文化(仮) 佐世保には海軍、米海軍から流れ込み、地元のブルジョワジーから愛され、徹底的に彼らなりに昇華されてきた「佐世保文化」(仮称)があった。1960年代から1970年代に見られた、洋酒、洋食を中心とし、ホームパーティーを自宅でも開催する、米…
西海というエリア 西海の味といえば、青魚だろう。西海は松浦あたりから西海市あたりまでを指すと考えている。西海道といえば、九州とそれに付随する島嶼が含められた律令制の行政区分である。今までの西海というと、西海国立公園とその近隣のエリアを指して…
昭和の町、長崎の家庭の味、味美(”の”が多い) 味美と書いてあじよしと読むらしい。この地で50年続く食堂らしく、うなぎの寝床のような土地で、入り口入ってすぐには階段がつくられており、昭和の食堂らしさが見える。夕月という、またこれは長崎洋食事情…
福壽の秋の新メニュー、五目シリーズ 風が冷たくなり、少しずつ冬の影がチラつき始める、10月である。長崎の10月はくんち前後の上旬までは、夏の日差しがまだ残り、秋の気もなく、そのまま冬の風が吹き始める。その時期に福壽の店頭には、何やら新たな新…
ボルドーは起源なのか? どこでも、何についても、問題になるのはその起源であるだろう。ちゃんぽんは今のところ四海樓だけが生き残り、自分たちを元祖としている(本当はどうだったのだろうか?)。トルコライスというものも、どこか謎めいていて、その起源…
ホテルJALシティ長崎 東京に居た頃、常宿にしていたのが、ホテルJAL シティだった。空港からの立地、繁華街への立地、用務先への立地(新地バスターミナル至近で長崎バス沿線なら便利である)から考えると、ここは便利であった。夜もランタンの時期以外は、国…
壱岐の名産は農産品と焼酎であり、中でも壱岐牛は壱岐で食べるべし 海産物はもちろん、農産品が美味しい壱岐では、古くからブランドの肉牛として壱岐牛がある。「いきぎゅう」と読むのか「いきうし」と読むのかは人によってだいぶん違うのであるが、とにかく…
長崎県内の空港 壱岐空港は1966年に供用開始された、長崎県内でも3番目に古い空港である。長崎空港は旧大村空港、現A滑走路は1955年に供用開始され、ついで、1963年に福江空港、1966年に壱岐空港、1975年に対馬空港となっている。この…
眼鏡橋至近のよこはま 思案橋のよこはまの系列店である。思案橋店、眼鏡橋店とゴロよく収まっている。よこはまは長崎出身ではない方が創業され、まだ1代目であるが、老舗の域に入っている。浅草の方だという。 dynamic-nagasaki.hatenablog.com 眼鏡橋店は…
洋食不毛の地、長崎市 長崎市内には、古式ゆかしい西洋料理や洋風料理に乏しい。佐世保に多く見られた様なドゥミグラスソースの美味しい店などというものは、あまり聞かない。大抵、賄い飯/残り物ご飯のトルコライスに全部その情熱を持っていかれてしまった…
ランチ・ディナーもやる洋食店 フライパン 長崎市内の浜町エリアには、りかちゃん通りという通りがある。坦々麺でも有名な平和楼もこの通りにある。御当地おしゃれの店(大抵は2年から5年遅れの流行の長崎市)が並んでいるエリアでもある。 1979年の創業…
諫早でのうなぎを食べ歩く うなぎはどこがいいだろうか、と聞いてみると、皆が色々なことを言う。以前紹介したのは古い建物も楽しめる福田屋だった。 今回は、北御門とした。創業明治16年、130年余りの歴史を有する北御門では、現在四代目の当主らしい…