小値賀港フェリーターミナル
高速船用の浮桟橋とフェリー用の岸壁を有するフェリーターミナルである。2003年に供用開始され、バリアフリー化も進められており、車椅子での移動なども簡便なよう、エレベーターの設置もなされている。
佐世保からであると、高速船にて到着することとなる。また博多からのフェリーで早朝到着となるものもあるであろう。時期によっては時化の影響で、小値賀での予定が流動的になりやすいが、小値賀の島の者も観光相手の業者もその辺りのことはわかっているためか、なんとなく対応している様子である。
ターミナル内の仮眠室 小値賀に早朝に到着したら
現行ダイヤでは、福岡の博多港からの野母商船フェリー太古は早朝4時40分に小値賀に到着する。小値賀に早朝から朝食やら、なんらかのサービスを受けられるようなところはなく、島外からの来訪者は時間を潰して、また不足する睡眠を補う必要があるものもあるだろう。もちろん、早朝に出かける釣りが目的であるならば、さっさと出かけるのだろうが、そうではないもののために仮眠室がターミナル内に用意されている。チケットカウンターの横に男女別々に畳の部屋が用意されており、ここを利用することとなる。
野母商船と九州商船のチケットカウンター
小値賀港からは、野母商船が博多、青方(上五島)、福江(下五島)を中心に奈留島、宇久島への便を1日一往復、九州商船が佐世保へ高速船とフェリーを2便ずつ、有川(上五島)や宇久方面へそれぞれ二便程度運航している。直前にならないとカウンターは開かない。
九州商船のフェリーは通常では「いのり」が小値賀航路を担っているが、ドックダイヤの最中には「なみじ」が投入されることもある。
NPO法人おぢかアイランドツーリズム協会
観光案内所を兼ねた、小値賀島内のエクスカーションや観光案内、産品の販売を行うNPO法人の事務所、カウンター(総合案内所)が設置されている。島民が少ないのもあり、のんびりとした雰囲気で執務を行なっている。レンタルサイクルやレンタルバイクなどの申し込みはこちらが窓口になっている。
フェリー乗り場は2階
野母商船フェリー太古は2階からの発着である。小回りのきく船体がくるりと横付けして、寄港時間10分程度で積み下ろしを済ませて出港する。
町営船「はまゆう」の離島待合室
小値賀から町営船でさらに離島へ向かう場合には、徒歩5分ほどで到着する離島待合室へ向かう必要がある。小値賀の笛吹集落にあたり、ここからさらなる離島である大島や六島、野崎へわたる船が発着する。世界遺産との絡みで、野崎島へ渡る場合はこちらの離島待合室からとなる。また、朝6時半の町役場からの放送により、その日の船の運行情報が知らされる。
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