五島の玄関口 下五島のハブ 福江港
五島は何もないとこと五島出身のマスターはよく言う。現在では、他所からの移住者(島の元々の住民からの呼び名)も増えてきており、あちこちで、どこか面白い試みがみられるのが今の五島である。古くからの居酒屋にも、昔の商店の跡地が空き家になっていたところにも、少しずつ若い移住者の影や声が聴かれる様になり、どこか活気も出てきそうな予感もするのが今の福江島である。いつまで彼らがいるのかは不明であるが、永住というのはあまり聴かないようでもある。東京の大学を出て、外資系企業(島の人にはそんなもの興味も知識もない)を退職して起業しての福江ということで、どこか、島の空気とは違った人々を、よその者の眺めるのも楽しい。古くからの福江の人々はどこに行ったのか、と言う気もしなくもないが、観光産業として、大きなポテンシャルがあるのが今の福江である。
福江港からの就航地
福江港からは長崎港から本土へ、五島諸島内の島へのハブである。以下の航路がある。このうちいくつかのルートに関してはその後の記事を参照できる。
- 福江-奈留島-奈良尾-長崎 九州商船 フェリー
- 福江-奈良尾-長崎 九州商船 ジェットフォイル
- 福江-奥浦-久賀島 木口商船
- 福江-樺島 木口商船
- 福江-赤島-黄島 黄島商船
- 福江-奈留島-若松-青方-小値賀-宇久平-博多 野母商船 フェリー
- 福江-奈留島-若松 五島旅客船
- 福江-奈留島-土井浦-郷の首-若松 五島旅客船
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福江港フェリーターミナル施設
福江港フェリーターミナルは二階建てになっており、2階からは長崎行き、博多行きのフェリーの乗船ゲートが設けられている。湾内が一望できる待合スペースがあり、めいめい荷物の整理などを行なっている。
チケットカウンターでは、長崎行きのフェリー、ジェットフォイル、博多行きのフェリー、下五島内の航路のチケットを販売している。なお、一部の航路では船内でのチケット販売となっている。
福江港からは長崎、博多(野母商船 奈留島、上五島青方、小値賀、宇久を経由する)が出ており、本土と繋いでいる。さらに離島方面としては、若松島(奈留島、土井浦、郷の首、若松)、赤島・黄島、椛島、久賀島 田の浦(奥浦経由)がある。このうち、黄島へいく便については、以前紹介している。久賀島の田ノ浦へは、堂崎教会へ行く際に通過するポイントでの乗降船が行われている。
福江島では、年三回のスポーツイベントがあり、つばきマラソン、ゆうやけマラソン、トライアスロン大会のバラモンキングがある。トライアスロンはチームでの練習合宿なども行われているようで、島の人に聞いても、隊列を組んで走るロードバイクなどもみられるという。
福江港ターミナル内 土産物店・レストラン
売店やレストランがあり、出発までに必要なファシリティ、観光に有用なものも大体揃っている。土産物屋では、鬼鯖寿司の販売もあるが、あらかじめ電話での予約が必要なほどの人気で、フェリー、ジェットフォイル便の出発時には売り切れることもある。堂崎マドレーヌや五島の素朴な菓子類はもちろん、すり身・カマボコもしまおうのものは観光協会売店、浜口水産は店舗にて購入が可能である。
長崎県独自の観光キャンペーン、「ふるさとで”心呼吸”の旅」で発行されるクーポンはターミナル内での利用ができない。今後変更の可能性もあるため、Webにて確認をしてほしい。
第2弾 ふるさとで“心呼吸”の旅キャンペーン | PICK UP & 特集 | 【公式】長崎観光/旅行ポータルサイト ながさき旅ネット
浜口水産
浜口水産では全国への発送も可能であり、何度か発送したこともある。船の発着時間に合わせて、揚げかまぼこも用意されているため、長い航海の際には、買っておくと良いだろう。
三井楽水産の鬼鯖鮨
鬼鯖鮨の予約は船の予定が決まると同時にしておいた方が良いだろう。島内から、当日の予約もできないわけではないが、本数の多寡にかかわらず、できれば前日までに必要量を連絡しておくと良い。土産物店ではクレジットカードやQRコード決済の利用はできないことも注意しておくべきだろう。
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食堂
二階の食堂のみの営業となってしまった。2021年をもって、うどんの専門店、食い亭が閉店となり、店舗は二階のみである。
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※食い亭は2021年4月で閉店となった。