時津の街中のちゃんぽん食堂 中華料理 蜃気楼
時津というのは、日見峠を過ぎていくような西の難所、長崎街道の別のルート時津街道に位置している。1597年の26人の西坂での殉教者たちが上陸したのもこの時津の港であった。時津は、江戸時代には大村藩の領地であり、日見峠の難所に比べ、楽な海路での街道として物流の拠点ともなっていた。
そんな時津町の役場や警察署などが位置する中心地にあるのが、中華料理 蜃気楼である。昭和の香りの漂う店内で、奥には厨房があり、細長い店内でテーブル席が3つと小上がりに2つ、隣の元店舗にも席は用意されている。
メニューは長崎でも定番の各種メニューが用意されており、さらには、当ブログで取り上げている拌麺もメニューに記載されている。一品料理も、中華料理の定番のものが記載されており、これらの定食メニューも提供されている。
中華料理 蜃気楼
具材は、キャベツ、タマネギ、モヤシ、ハンペン(紅白)、ちくわ、豚肉、エビ、イカのゲソ、黒キクラゲ、ネギなどである。麺は唐灰汁の効いた中丸麺のちゃんぽん麺である。スープは鶏ガラベースであろう。
焼きよりも煮の強いちゃんぽんである。野菜には程よく歯触りが残る程度に火が通してある。スープはうっすらと膜が張ることがあり、鶏ガラのあっさりとしたベースに多く入れられた具材の味が染みている。塩味も適度で、香りと味に自分の好みで胡椒を投入することとなる。量は土地柄なのか多く、綺麗に山盛りにしてあるのである。
器は青磁の深めの碗である。
中華料理 蜃気楼の店情報
- 住所:西彼杵郡時津町浦郷277−14
- 電話番号:0958810094
- 営業時間:11:00 - 14:00 17:00 - 21:00
- 定休日:月曜日