島原の中華料理 伏見屋食堂
島原のアーケードから、18銀行を折れると、この特徴的な外観の建物が目に入る。島原らしさという感覚にも襲われる。特にいつ頃の創業というのもわからないが、店内の調度をみると、昭和の中期から後期あたりの建物であろうか。
大量の漫画本がおかれ、秋の日差しの中、まったりゆっくりと時が流れていく島原のお昼時といった、島原らしい空気が漂っている。
メニューをみても、いわゆる町中華のメニューが並んでおり、これらがどんなものなのか、見当もつかないが、メニューの並びをみるに大体の雰囲気がわかるであろうか。
中華料理 伏見屋食堂のちゃんぽん
具材はキャベツ、モヤシ、黒キクラゲ、豚肉、ハンペン(紅)、薄焼き卵、揚げカンボコ、チクワなどである。スープは鶏ガラベースのスープであり、麺は唐灰汁のやや効いたちゃんぽん麺である。
焼きよりも煮が強いちゃんぽんである。そして、何より出てきて驚くのは、細切りの薄焼き卵であろう。これがスープを吸って、渾然一体とする様が良いと思われるのであろうか。野菜はしんなりとしており、スープも輪郭がやさしく、いわゆるやさしいちゃんぽん、という範囲になるであろうか。
ちゃんぽんのみに寄ってみる。ちゃんぽんセットとなると、おにぎりと餃子が少々といったふうに出てくる。
伏見屋食堂の店情報
- 住所:島原市新町1−223
- 電話番号:0957623673
- 営業時間:11:00 - 20:00
- 休業日:不定休