※2024/9/14追記 現在、同地には「泰國飯店 となん」と新たな店が開店している。2023年10月6日プレオープンであったらしく、旭町 食堂 蜀はそれ以前に閉店となっている。
旭町の小さな食堂
だいぶん廃れてしまったとも言えるであろうが、稲佐の対岸においては、この辺りの雰囲気は当時の面影を色濃く残している。旭大橋ができる前の、ぽんぽん汽船で長崎港を渡っていた時代、福山雅治の生まれた頃、の長崎という街の趣というのか、雰囲気がまだ随所に残っているなかで、新しくできた方の食堂である。
旭町 食堂 蜀は、平成24年4月25日に開店したという店である。黄雲亭のある道路沿いで、この通りののんびりとした雰囲気をめざして歩き回りたいのだ。店内はカウンターとテーブル席がいくつかあり、店内各所に私物が溜め込まれている。
店内では、まだ喫煙可能で、各テーブルには黄色の缶の吸い殻入れが置かれており、店の開業の時期の割には、たいへんな昭和の趣が転がっていたりする。
旭町 食堂 蜀のちゃんぽん
具材はキャベツ、モヤシ、ネギ、豚肉、板付け蒲鉾などである。スープは豚骨ベースだろう。麺は唐灰汁のやや効いた平丸麺である。
焼きよりも煮がメインであり、歯触りは残る程度に仕上げてある。ハンペンでなく板付けというのが、土地柄、ひどく家庭的というのか、「長崎をわきまえない」と言われそうである。牧歌的な通りにもぴったりな、そういう店であるから、値段といい、そういうものである。
旭町 食堂 蜀の店情報
- 住所:長崎市旭町26−12
- 電話番号:0958629066
- 営業時間:11:00 − 20:00
- 定休日:月曜日