万屋町のトルコライス屋の長崎駅進出
1973年にオープンしたサラダショップとしての店舗がはじめであるという。(浜町)アーケード付近に店を構えており、常に週末には人が並んでいる姿を見ていたため、怖いもの見たさで、訪問してみたのである。長崎でトルコライスなどというのは、その内容ゆえ、半年に一回か一年に一回程度にしておいた方が良いのである。
意味不明なるニッキー アースティンのメニュー
厨房へは番号で注文が通るという、ファミリーレストランのタブレット注文システムを人力で行うスタイルである。パートⅡというものまで記載しているが、これは飲み物が付いているものであるらしい。何やらたくさんのメニューが記載されているが、なんのことはない、ただの組み合わせの問題である。
- 米飯をどうするか?
- スパゲッティ(日本式)をどうするか?
- 揚げ物はどうするか?
のマトリックスで決まるのであるから、多品目で売っているカレー屋チェーンのようにトッピングを変えていけば良いという発想には至らなかったらしい。メニューが多ければ、客の目も誤魔化されるのであろう。
どのあたりがベジタリアン対応なのか、全く理解不能な、ベジタリアンとお魚好きの方のトルコライスシリーズは4000番代と5000番代である。ベジタリアンと一口に言っても、ビーガンから乳製品と卵までの許容者まで多様であるが、魚まで許容するという話や鶏まで許容するという話はあまり多くを聞かない。そもそも同じ油でトリもサカナも揚げている上に、カレーにも何かしらの動物由来成分が入っているであろう。5000番代に至っては、ハッシュドビーフ由来のハヤシライスを載せるのであるから、やはり何を言いたいのか全く分からない。
ニッキー アースティンのトルコライス 301番(定番?元祖?)
長崎市内で一般的に見られるトルコライスとは違うものである。
今回は301番という、「チキンカツがメインのトルコライス」と銘打たれたものであった。カレールゥは辛さよりも粉っぽさが先に立ち、香りもあったものではないようなものが白飯の上に横たわっている。チキンカツに至っては、どのあたりに横たわり、どのような役回りなのかさっぱり理解できないのである(どこかの冷食のような仕上がり)。スパゲティと白飯を山盛りにしているものの、炭水化物X炭水化物で、カレールゥは粉っぽい昭和仕様であり、ドゥミソースもコクも旨味も乏しく、これをペロリと平らげることができるのは、よっぽど、お腹が空いているものでも不可能で、味もわからないものだけであろう。
このソースこそ、味もせせらもない、と形容できるものであった、「さっぱり」と店側はいっているのであるが。。
ほとんど、ホテルの揚げ物バイキングの前日の残り物を皿に盛り付けたという風体である。
1970年代には、この粉っぽいカレールゥでよかったのであろう。80年代以降の生まれのものでは、案外、厳しいのではないだろうか。
ニッキー アースティン長崎駅前店の店情報
- 住所:長崎県長崎市尾上町1-1(かもめ市場内)
- 電話番号:095-801-0776
- ウェブサイト:https://www.amu-n.co.jp/floorguide/detail/?scd=000246
- 営業時間:11:00~22:30(21:45オーダーストップ)