眼鏡橋至近のよこはま
思案橋のよこはまの系列店である。思案橋店、眼鏡橋店とゴロよく収まっている。よこはまは長崎出身ではない方が創業され、まだ1代目であるが、老舗の域に入っている。浅草の方だという。
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眼鏡橋店はちゃんぽん食堂らしい佇まいで、出前もしているという。この出前というのは、ちゃんぽん食堂の文化の中でも重要なポイントで、案外、家でちゃんぽんを食べるのに出前をするとか、客が来るから皿うどんをとるなどというのは長崎市内から大村あたりまででよく聞く習慣である。ホテル宿泊で、出前は難しいだろうが、「あなたの町のちゃんぽん 食堂から出前」というのはごく当たり前に見られ、このブログで紹介している町のちゃんぽん食堂は大抵この類の店である。
店内は黒を基調とした内装で、思案橋店の中華レストラン然とした様は乏しい。壁にかかっているのも、タイあたりからの土産なのだろう、さらなるちゃんぽん 食堂らしさが強くなっている。
崇福寺横のニューよこはまはよこはまの甥っ子さんがやっている暖簾分けという。こちらのほうが断然古式ゆかしい長崎のちゃんぽんであるから、ぜひ試してみて欲しい。
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よこはま眼鏡橋店のちゃんぽん
観光客向けに少しく歩み寄っているちゃんぽんである。思案橋店から見てもやはり味に大差はない様に思われ(もし分かれば、相当な人である)、店内の内装に比べると。。
具材はキャベツ、玉ねぎ、もやし、ゲソ、豚肉、黒木耳、紅白のハンペンなどである。スープはわずかに豚骨の効いた鶏ガラのようであった。麺は唐灰汁のやや効いたちゃんぽんの中平麺である。キャベツは細切りに、もやしと共に頂けるサイズにしてあるが、木耳はざく切り、野菜と他の具材での違いが興味深い。火の通りは葉がしんなり、芯は歯応えの残る程度にしてある。スープの濃厚に感じる割に、さっぱりといただけるほどの煮具合である。碗は平たい口の開いた青磁様のちゃんぽん碗である。
一緒に頼んだ餃子とこのスープを一緒にいただくと、少しく味に変化(味変)が与えられるようである。最後にニンニクの隠し味などを与えるとコッテリ感が増しそうでもある。
よこはま眼鏡橋店の店情報
- 住所: 長崎市諏訪町6−17
- 電話番号: 0958259382
- Web: http://www.nagasaki-yokohama.com
- 営業時間: 11:00 - 20:00
- 支払い:現金、QRコード決済