古川町の共楽園の姉妹店
地元の方によると、稲佐の店舗が先でその姉妹店として、眼鏡橋の店ができたという。どちらの店が先なのか、これは大きな疑問なのである。創業60年ほどというから、この辺りは地元の出身の方との認識のズレがあるのかもしれない。創業70年という古川町(眼鏡橋そば)の姉妹店からすると、どうも古川町の方が先のようである。
かつては、バス通り沿いの稲佐橋のバス停前にあったという。そこから一本入った稲佐の商店街でやっているあたりは長崎の伝統的「町中華」としても楽しめるだろう。出前も次々に電話が鳴るように盛んな点も長崎県内で見られた雰囲気が色濃く残る。この手の店舗は家族経営であることも多く、一家総出で家内制手工業的に商売がなされていることがちゃんぽんストリートを主体に見られるが、稲佐の共楽園も古川町の共楽園もその例に漏れない。
メニューには中華料理屋らしいバリエーションが豊富に載せられており、この辺りは古川町の店舗と大きな違いである。
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共楽園(光町)のちゃんぽん
具材は、キャベツ、モヤシ、タマネギ、黒キクラゲ、ハンペン、イカ、豚肉、アサリ、小牡蠣などである。スープは透明な鶏ガラベースのスープである。麺はコテコテのちゃんぽん麺であり、やや灰色がかった褐色の中平麺である。
やや軽く焼きの入っており、煮は弱め、野菜の歯触りが残るほどである。しっかりと魚介や野菜の出汁が出ており、あっさりとした中に深みが出たスープとなっている。スープ自体は、初めは香りだけで、口に含んで後から味とさらなるコクが上がって来、具材にも味のしみて、ある意味病みつきになるタイプのちゃんぽんになっている。
共楽園の眼鏡橋店と同じような組み合わせであるものの、味はだいぶん違う仕上がりになっている。太麺皿うどんも、あんかけタイプであり、姉妹店のものとはだいぶん違った仕上がりとなっている。
店情報
住所: 長崎市光町17-13
電話番号: 0958617718(下四桁 0040よりこちらにかけるとよし)
営業時間: 11:00 - 14:30 17:00 - 20:30
定休日: 火曜日
支払い: 現金