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長崎県をDynamic Nagasakiとして見つめ直します。現在おっさんがちゃんぽん食べ歩いています。乗り物、旅行、自転車、ジョギングも!

『中華料理 康楽』ビビッドな見た目のソボロちゃんぽん【長崎でちゃんぽんを巡る】17の2

康楽のソボロちゃんぽんこと、「ソボちゃん」

長崎の来訪者にとってもそろそろ有名になっているのが康楽である。観光で来る人々にも名が知られているためか、若い人々も多く見られるようになってきた。大抵はちゃんぽんか皿うどんを食べて、なんだか喜んでいる。観光事業に興味のないおかみさんに、福砂屋の販売場所や営業時間などを問うものまでおり、答えにならない答えを得ることとなる。

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中華飾りが見られる店が多いのも、長崎の中華料理店の特徴である

昭和28年(1943年)に創業という、創業77年を迎える店である。思案橋横丁という、思案橋のメインの通りに直角に交わる小路沿いに位置する。思案橋横丁は昔ながらの飲み屋小路の様なところで、ちゃんぽんメインの中華料理屋よこはまや天天有、カレー皿うどんの中華食堂の満福、長崎おじやのひふみ亭、おこぜ専門店の小笠原、長崎おでんの桃若、餃子の雲龍亭本店など多くの店が立ち並び、長崎市内屈指の歴史ある昭和の飲み屋街である(そのうち紹介できる日が来るだろう)。ここに康楽はある。「かんろ」と読む。

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そぼろちゃんぽんもこの店にはあるのだが、誰かが頼んでいるのを見たことはない。拌麺でもそうであり、あまり多くの人が頼むものではないらしい。「ソボちゃん」と店では呼ばれるらしい。

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康楽のソボロちゃんぽん

具材はキャベツ、タマネギ、モヤシ、ニンジン、タケノコ、干し椎茸の戻したもの、フクロダケ、マシュルーム、豚肉、アサリ、イカ、エビ、インゲンなどである。麺は灰色の、唐灰汁強目のちゃんぽん麺である。スープは薄い膜のはる鶏ガラベースのスープである。

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極彩色に見える 康楽のソボロちゃんぽん

タケノコとニンジンは飾り包丁が入れられており、ニンジンはコウモリ、タケノコは鷹のようなトリであった。エビにはうっすらと衣をつけて手間をかけているのがわかり、こうするとうっすらと味の染みるのがまた良いのである。

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灰色のちゃんぽんは多いのだが、昭和の彩りのキツい康楽のソボロちゃんぽん

層状に盛り付けがなされており、そぼろの要素(八宝菜)、通常のちゃんぽんの具材であるキャベツ・タマネギ・モヤシの層に、麺の層と分けてある。上部に載っているそぼろの要素は火は通っているものの、スープとの絡みが良くないのである。通常のちゃんぽんの具材はクタクタになるまで煮がメインのちゃんぽんのあり方なのだが、スープの絡んだ照りなどはなく、どこか間の抜けた仕上がりとなっている。

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層状に重ねられた様

「そぼろ」としているが、具材の調理が中途半端な様は、ちゃんぽんストリート様の上級ちゃんぽんであり、片手落ちである。

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真上から見る康楽のソボロちゃんぽん 特に味の方は。。。。

店情報

  • 住所:長崎市本石灰町2−18 
  • 電話番号:0958210373
  • 営業時間:17:30 - 23:30(営業時間は短縮されることが多い)
  • 営業日:不定休、店頭の張り紙により通知、訪問時には電話で問い合わせが必要
  • 支払い:現金のみ

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