JR 九州 大村線を中心に活躍してきたキハ66 67系気動車の2021年6月末退役が発表された。連日、日本各地からの鉄道ファンで賑わっている。カメラ小僧が各所に出没し、気だるい梅雨期の午後に汗臭く、カメラを抱えた他所からの人々が蠢く様をよく見ることができる。
隣のボックスにはマスクもつけない関西弁のカメラっこふたり。。。#サヨナラキハ6667 #日本のサンディエゴ pic.twitter.com/LhnsGBqQkz
— DRK (@limken21) 2021年6月16日
引退記念企画もいくつか見られ、6月14日発売の記念切符発売、車両部品の発売など、様々な催しが予定されている。
https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2021/05/28/210527_lastrun_6667.pdf
国鉄キハ66系気動車
1974年に製造された国鉄の香りの漂う気動車であり、元々は筑豊地方での新幹線接続を目的にされていた。キハ66 67と記載されるのは、キハ66形とキハ67形の二両で一ユニットを形成するためであり、キハ66・67系とも呼ばれている。製造数は15編成であり、大村線は全国でも数少ない運用路線である。
キハ58系が元々は大村線の快速シーサイドライナーとして投入されており、濃紺のボディに特急車のような雰囲気の両端のドアが長距離移動でも旅情を添えていたが、こちらも2002年をもって退役となり、キハ66・67系と置き換えとなった。JR九州色や紅、濃紺などの連なる様は九州らしい風情が見られていた。もちろん国鉄時代には国鉄色の車両が松浦線・筑肥線を行き、田園風景や大村湾の海沿いを行く様もまた日本の鉄道風景であった。
このような景色が良いと思うも、気力も無いため、写真としては全く駄目である。
— DRK (@limken21) 2021年6月15日
妄想的な何かに終わる。#サヨナラキハ6667 #日本のサンディエゴ pic.twitter.com/C1OTEJuhBM
キハ200は大村線においては先輩格となり、1994年よりシーサイドライナーとして投入されていたが、2021年3月11日づけでさよなら運転が行われ、佐世保車両センター所属から大分、熊本、鹿児島へ転属となり、大村線からは一足先に異動した。
サヨナラ キハ6667、そしてサヨナラJR九州
今後はホステスの待機部屋の鏡のような車両が主役となることになっており、座布団を木の椅子に据え付けたような座席では流石に長崎から佐世保まで乗り通すことは苦行となるため、サヨナラキハ6667はそのままサヨナラJR九州となることだろう。
その他のJR九州管内の国鉄型気動車
唐津線・伊万里線、原田線での風景をあげておく。