三菱重工長崎造船所傍の食堂酒処・食事処 みやま
1959年創業で、長崎の基幹産業である造船所の至近の店である。飽の浦から立神地区にかけての古い三菱長崎造船所のエリアで営業している。店内には三菱長崎造船所にゆかりの写真がみられ、造船所の営業カレンダーなども張り出されているくらいである。昭和の香りのみが残る、長崎らしい場所である。
お昼時を重工(長崎では三菱重工のことを重工、三菱電機のことを電機と呼ぶ)鮑の浦近辺で過ごすこととなり、春の陽気の中、久しぶりに童心に帰って、舌の子供らしい部分でも充たそうかということで、みやま へ向かった。かつての三菱長崎病院、重工記念長崎病院の移転前の敷地からすぐ、重工の飽の浦公園への出口付近からの至近である。取引先企業の者が12時までに出ていき、入れ替わりで三菱重工の青い制服の者で店内はいっぱいになるのである。
13時を過ぎる頃には、さーっと人が引いていき、のんびりとした時間が訪れる。余所者はこの時間を狙っていくのが良いであろう。
店内にはシンガポールやらの出張の土産であろうか、舶来の酒瓶が多く並んでおり、出張帰りの重工のひとたちが出張先のタクシー代やら飲食費やらの話を聞きながら料理が出てくるのを待つのもまた三菱らしさであろう。
酒処・食事処みやまの細麺皿うどん
具材はキャベツ、タマネギ、モヤシ、黒キクラゲ、豚肉、ハンペン(紅と緑)、チクワなどである。餡は甘めにふんわりと不透明になるように仕上げられている。麺は細麺である。
ふんわりと気泡を多く入れて仕上げてある餡はじんわりと細麺に絡んでいき、まろやかな優しい味に仕上げてある。透明な餡が多い中でも、なかなか珍しいタイプであるかもしれない。
豚肉が多く入れられており、肉肉しい細麺皿うどんである。
みやま の唐揚げには薄い衣がついており、カラリと揚げられており、下味もしっかりと付けられている。家で作るようなものとまた異なり、味濃いめ、サクッとした外殻が美味である。唐揚げというものにあまり食指は動かないのであるが、ここのものであればいただきたいと思うのである。やはり一番人気なのであろう、唐揚げ定食を召し上がる方が多い。付け合わせのコールスロー風の野菜の盛りもまた良いので、仕事終わりの一杯に併せてみてほしい。
酒処・食事処 みやま 店情報
- 住所: 長崎市飽の浦町1−73
- 電話番号: 0958614980
- 営業時間: 7:00 - 19:00 土曜日は15:00まで
- 定休日: 日曜日