対馬厳原のすずらん食堂
割合新しく見える建物であるが、2010年に建て替えがなされたようである。50年ほどは営業しているとのことで、その雰囲気は店の料理に表れているように見える。地元の人々がパチンコの合間などにやってきては、うどんやらいなりなどを腹に入れては、また元へ戻っていくようである。
カウンターの出入り口の部分にはガラスのショーケースが設置されており、そこに「ばらちらし」や「いなり」が並べられているのである。
気になるメニューとしては、チキンライス、親子どんぶりなどであろう。どんなものが出てくるのか。。
おばちゃんとおじちゃんが二人で切り回しており、テンポよくテキパキとサービスされている。もともとの店舗の雰囲気が随所に見られており、グラス一つとっても昭和であり、間取りについても、昭和のオーラが漂っているが、できたのは2010年というのが非常に興味深い。
すずらん食堂のちゃんぽん
具材はキャベツ、モヤシ、ニンジン、揚げカンボコ、板付けカンボコ、豚肉などである。スープはやや透明な鶏ガラベースであろう。ちゃんぽん麺は唐灰汁のやや効いたちゃんぽん麺である。
胡椒をたっぷりとまぶした上に、生卵を一つ割り落としてある。焼きよりも煮の方が強いちゃんぽんであり、野菜などは少ししんなりとしている。豚肉の香りもどこか肉肉しく感じさせ、これがたっぷりの胡椒とあいまって、独特の風味としている。
店舗の雰囲気に加えて、ちゃんぽんにしても、いなり寿司にしても、昭和中期の空気感をたっぷり含んでいる。ちゃんぽんができるまで、探してみてみるのも良いであろう。
すずらん食堂の店情報
- 住所:対馬市厳原町今屋敷759
- 電話番号:0920520644
- 営業時間:11:00 - 14:00(詳細不明)