和風ペンションし喜　上五島　有川の民宿【長崎で泊まる】

有川の居酒屋併設の民宿　和風ペンション　し喜

上五島自体で、ここぞという宿に出会うのは至難の業である。規模が小さくて常に部屋が確保できない、設備や立地は良くとも値段が乱高下を繰り返すなど、どこも定宿とするにはというところばかりである。また、出張であると、有川を拠点にした方がいい場合や、青方を拠点にした方が良い場合など、交通の便も加味することとなる。まだまだ泊まってみた宿が少ないため、どこが良いとは言い切れないが、まあ、淡々と宿泊記として挙げていく。

和風ペンションし喜は有川港から歩いて10分ほどの本館と別館に分かれている民宿である。かつて居酒屋の座敷であったようなところが部屋になっている本館と、小さな車一台通れるほどの道を挟んで斜向かいに別館がある。

フロントとなるのは、本館にあたる居酒屋の2階で、脇の階段を上がっていくと、呼び鈴があり、店の支度中のスタッフどなたかが応対してくれる。

和風ペンションし喜　シングルルーム

必要最低限、全てが揃っている部屋である。調度は民宿らしく、少しくたびれたベッドに、DIYした棚に載ったテレビ、昭和の電気スタンド、ユニットバスとそれと別に設えられたトイレからなる。トイレはウォッシュレットなし。

和風ペンションし喜　居酒屋　潦り茶屋し喜

離島あるあるで、本土の人に言うと驚かれるのが、食事屋のメニューである。五島福江の知り合いなどは慣れていて、何も言わないのだが、メニュー構成で、揚げ物が多く、鍋料理は大抵あり、生野菜など生鮮食品はメニューでもそう多くを見ない。刺身は、メニューに載ることは多いが、大抵、地元のスーパーエレナで買った方が美味しかったりと当たりハズレも多い。客が入らなくなったCovid-19下ではこの傾向は顕著になった。朝食のメニューを見てもこれがうかがわれる。