#dynamic_Nagasaki

Dynamic Nagasakiを見つめ直します。現在おっさんがちゃんぽん食べ歩いています。

長崎市のキモ甘 カフェウミノ マリトッツォ 老舗カフェはどこへいくのか

長崎の喫茶文化の象徴だったカフェ ウミノ

ウミノというと、長崎でも老舗中の老舗のカフェであったが、先代が亡くなって、拠点が定まらないように見える。老舗として守ってきたものが感じられた浜町の店舗がなくなってからは、コンセプトのわからない、迷走状態に陥っている。

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所在なげに並ぶウミノの持ち帰り用のフルーツサンド

カフェウミノはミスタードーナツのフランチャイズやタリーズコーヒーのフランチャイズも手がけ、万屋町、浜町で2店舗カフェウミノとサンウミノ(現在のオリンピック)を経営し、長崎市におけるカフェ文化の中心的存在であった。先代は地元の高級観光誌(中身はない)の「楽」において、素材にこだわり、調度にこだわり、長崎市でも最先端であり、最高峰を目指したカフェとして記載され、昭和の浜町アーケードの文化面でひっぱってきた。2013年10月末、後継者問題から、日本製粉の子会社ニップンドーナツホールディングスが買収し、ウミノの社名は「ニップンドーナツ九州」となり、フランチャイズ部門が移管されている。

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佐世保市の四ヶ町アーケードにも新規オープンしたのはこの頃である。コーヒーや酒類はもちろん、こだわり抜かれた生クリームを使ったフルーツサンドが店の名物であった。これは、駅ビル、アミュプラザや佐世保の店舗でも引き継がれているが、かつてのウミノの重厚な雰囲気はその面影すらない。駅ビルの一階には、仮設の店舗もできており、Covid-19下での飲食業の苦難を忍ばせる。

ウミノのマリトッツォ

5月ごろには出現していたという、ウミノのマリトッツォ。イタリア由来の菓子であり、ローマのあるラツィオ州の菓子であるらしい。イタリアにおいては、各州の文化の独立性が高く、集落レベルでも独自の食文化や料理を残しており、その僅かな部分が日本に流入してきている。過去にはティラミスやイタ飯などの流行をみたが、ワインやチーズなどのマニアックなものが多く細分化されるイタリアらしく、「わかりやすい」アイテムの再来が起こっているのは興味深い。

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ウミノのマリトッツォの文句 謂れも何もなく、ただ、流行ってますよね、買いましょう

Maritozzoはこれまた、イタリア各州でのバリエーションがあるようである。現在日本国内で流行しているものはローマ式のものであるようだ。どこどこ風の○○はイタリアに限らず、あちこちでみられるが、それぞれで独自の発達を遂げたのだろう。筆者はイタリアへの訪問歴はなく、ヨーロッパの域内のあらかたの国には訪問歴・滞在歴があり、アメリカのイタリア人街などは何度も訪問したことがあるのだが、イタリアへ行こうと計画するたびに何かよからぬことが起こるため、未踏であり、何かを言えるようではまだない。

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フルーツとオレンジが生クリーム版ではあるというウミノのマリトッツォ

ウミノのマリトッツォはカフェウミノの伝統の生クリームを使用しているそうだ。そうだ、としてしまうのは、特に興味も持てず、そのままエスプレッソ風味のものを選んでいるためである。取り立てて、新鮮なものでもなく、これに日本全国で浮かれているのもよくわからない事であり、一度、イタリアにいくという話も出ており、これはこれで楽しみである。

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口を開けたブリオッシュに、挟まれたエスプレッソクリームのマリトッツォ
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