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長崎県をDynamic Nagasakiとして見つめ直します。現在おっさんがちゃんぽん食べ歩いています。乗り物、旅行、自転車、ジョギングも!

『一ふじ食堂』平戸商店街の雰囲気が店内まで【長崎県でちゃんぽんを巡る】117

平戸商店街の一ふじ食堂

平戸商店街というのは市の助成もあるのであろう、町屋が多く残されており、景観としては面白いエリアである。どこか、壱岐の芦辺にも似た風情が残されており、二階建てほどの軒が綺麗に並んだ通りから、山の中に進んでいく小さな階段のある小道が分かれていく様などは、長崎県らしい風景とも言えるのである。

さて、平戸におけるちゃんぽんというのの根幹の一つであった森藤(もりとう)商店(製麺所)が製麺をやめる(やめた)という話が、平戸の街中で聞かれたのは2022年の4月であった。現在は佐世保市の方が、事業を引き継いで、製麺は続けていくという話も聞こえるのであるが、親しまれてきた森藤食堂は閉店してしまった。

さて、そこから至近の一ふじ食堂である。こちらも長くこの地で商売をしている雰囲気があり、工事関係者や病院帰りの地元の方々で店がいっぱいになるほどである。ちゃんぽんを頼むものと定食を頼むものが、比率として1:3程度に見られ、長崎から遠く離れた平戸の地の定食屋でも、ちゃんぽんの定着している様を見ることができた。

一ふじ食堂 店頭 暖簾をあげて、ひっきりなしに客が入ってくる

一ふじ食堂 店内

小上がりが左右に三卓ずつ、中央にテーブルが3卓、計9卓が並んでいる。そこそこの席の回転があるのだから、観光で入って、座れないということもなさそうである。

一ふじ食堂 メニュー 10時にノコノコ出て行って、朝定などというのもよいものである。

一ふじ食堂のメニュー

一ふじ食堂のちゃんぽん

具材はキャベツ、タマネギ、モヤシ、ニンジン、黒キクラゲ、ネギ、豚肉、ナルト、スボ(紅)、エビなどである。スープは鶏ガラであろうか、他の具材の風味の滲み出た半濁した茶色いものである。麺は唐灰汁の弱めの白色のちゃんぽん麺である。

一ふじ食堂のちゃんぽん

焼きが強いちゃんぽんで、さまざまの具材に焦げ目がつく程度にしてあり、野菜等の食感がはっきりと残る。ナルト、スボ(紅)などというのは、長崎県も県北奥地まで分け入ったような気分にさせてくれる。長崎のちゃんぽんから大分遠く見えるが、作り方などの基本は同じであり、厨房から「ちゃんぽんイチでーす」の後にまもなく、ジウジウと音をさせるものなどは長崎県である。

一ふじ食堂 ちゃんぽん

一ふじ食堂の店情報

  • 住所:平戸市浦の町670
  • 電話番号:0950222007
  • 営業時間:10:00 - 18:30
  • 定休日:日曜日

「駐車場はとなりの8番のみです」とのことで、駐車は観光協会横、海沿いの観光向け駐車場を利用するのがよかろう。

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