三八ラーメン銅座店
最後になってしまったのだが、みんな大好き(?)三八ラーメンの最終回として、銅座店を紹介しておく。チェーン展開していることもあり、やや各店舗で味に差がある以外は、ほとんど同じメニューなのである。三八ラーメン銅座店は街でも一番新しい三八ラーメンとして、昭和45年12月24日に開業したという。
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本店に引き続き、浜町店を紹介した。こちらは鍋を振るもの、ちゃんぽんや焼飯がやはり人気がある 。難点はやや閉店時間が早いことだろう。
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せっかく長崎に来たのだから、夜食にちゃんぽんでもという方にすすめられるのが、三八ラーメンの銅座店だろう。以前紹介した康楽は21時半ごろ店を閉めて帰ってしまうおかみさんを頻繁に見かけるため、ここか思案橋ラーメンしか選択肢は残っていない(思案橋ラーメンはすすめない)。
三八ラーメン銅座店のちゃんぽん
年間を通して、小さな牡蠣が入っていることが、三八ラーメンのアイデンティティらしいのは、上記の店頭の張り紙でもわかる。豚骨スープ内に海産物の出汁と野菜の出汁とが溶け出し、渾然一体となるのが三八のちゃんぽんであるのは前回の浜町店の際に見た通りである。
大して変わらない具材を使って浜町店も銅座店もちゃんぽんを作っているはずなのであるが、周りの生粋の長崎の人々は焼きが違うとおっしゃるのである。ここは好みの領域であるが、浜町店の方が、最初の野菜の焼きが強めに入っていることを好しとする人が居て、彼らによると、野菜の甘みやスープとの絡みがどうも違うらしい。どうか、当地を尋ねて、時間があるものはその違いについてよく考察をしてみてほしい。
この手の食堂で、もう一つ欠かせないアイテムが、おでんなのである。古くからあるラーメン屋には必ず、おでんの鍋がカウンター中央に置かれており、いつから煮られてるのかわからないような茶色く、ときに膜を張っているのが見られる。味が染みている大根などは美味しいし、牛すじなどは九州ならではだという(牛すじだけ値段が違うことも驚かされた)。
焼き飯については、特に論じることもないだろうから最後にここにあげておく。「ご飯が一粒一粒バラバラになるように炒めることに」ということなのだそうだが、それより、このピンクのカンボコが、ちゃんぽんのカンボコ(はんぺん)と違うことに驚いている。卵はふわりと、中華軽食らしい仕上がりであり、そこに添えられる、ネギの振られた豚骨スープがラーメン店の矜恃なのだろう、この組み合わせは影の人気である。
店情報
電話番号の下4桁がサンパチサンパチ(3838)なのである。
住所:長崎市銅座14−11
電話番号:0958213838
営業時間: 11:30 - 2:30(+1)
支払い:現金、PayPay