#dynamic_Nagasaki

長崎県をDynamic Nagasakiとして見つめ直します。現在おっさんがちゃんぽん食べ歩いています。乗り物、旅行、自転車、ジョギングも!

オリエンタルエアブリッジで長崎県を空中散歩 ORC43便 NGS - IKI (長崎から壱岐まで)

長崎県の離島の架橋 オリエンタルエアブリッジ

長崎県も出資していた長崎航空が2001年にオリエンタルエアブリッジ(ORC)に社名変更して出来た会社である。設立は1961年、長崎県の第三セクターとして、長崎ー五島福江、福岡ー壱岐線などを運行していたが、1967年に全日空(ANA)へ移管し、旅客運送事業から撤退していた。この時期運航されていたのが英国デハビランド社製のDH-104 Doveであった。この機材は現在、琴海のこども園に展示されている。この区間は全日空移管後はYS-11で運航されていた。

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その後、1980年から定期旅客輸送を再開し、長崎-上五島線、長崎-小値賀線など上五島の島々も結ぶ様になり、英国製の Britten-Norman BN-2 Islander が導入された。四角い箱形の断面の機体で、脚の引き込み機能がない降着装置を有している独特な風貌の機材に、黄色と紺色の塗装でNAWと白抜きされた尾翼であった。2001年には社名変更に伴い、現行機材のボンバルディア社 DASH 8-200を導入した。離島路線ということもあり、経営は芳しくなく、2006年、二機種有していた内のBN-2 Islanderを退役させ、小値賀・上五島線を廃止し、208年には経営再建計画の一環として、全日空との販売提携などを策定した。ANAとのコードシェアや予約などのシステム導入をするも、このシステム向け経費が現状では経営の重荷になっている。2017年より、福岡-宮崎、福岡-小松、福岡-対馬を順次、ANA機材、ORC乗務員での運航を開始している。主力機材であるDHC 8-200の生産打ち切りに伴い、2017年ごろより、老朽化した機材の整備に伴う大量欠航が顕在化していた。後継機選定を進めていたが、最終的な解決策を見出せないまま、2020年11月より繋ぎ機材の中古機が投入される。

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 ORC43便 長崎発壱岐行き

ダイヤは少しずつ季節や日によって異なるものの、ORC43便は大抵午後の時間帯に出発する。使用機材はDHC 8-200型で、カナダのボンバルディア社製である。胴体の高い位置に主翼が取り付けられており、全ての席から眼下に長崎県と佐賀県の景色を楽しむことができる。

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ORCの主力機 DHC 8-200 双発プロペラ機で高翼であるため、眺めが良い(長崎空港にて)

ORCの機材へのアプローチは大抵同じである。長崎空港の一番奥の1番ゲートからの改札となり、そのまま地上へ降り、「NAGASAKI」の花文字(雲仙つつじの時期には)の前に駐機しており、撮影スポットである。搭乗時には冷たい手拭き(大抵凍っている)を渡される。

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夏限定(?)のうちわと冷たい手拭きのサービス

 

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ORC 長崎ー壱岐 長崎県波佐見町上空 川棚から有田方面へ抜ける際に通る

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伊万里の名村造船所の上空を抜けて

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九州電力の玄海発電所を眼下に この頃には着陸態勢に入るとアナウンスがある

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壱岐空港を眼下に望み、ファイナルアプローチ 透明な海がなんとも綺麗である

長崎空港32から離陸し、川棚、波佐見、有田、伊万里から玄界灘へ抜け、そのまま壱岐空港へ着陸するルートである。風向きなどによって、離陸の向きが異なることがある。

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壱岐空港に着陸

 

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