五島福江空港
長崎県で最南、最西の空港である旧福江空港である。五島市になる前、ここ福江島には福江市が置かれており、名称も福江空港であった。現在では、五島市となり、五島福江空港と呼ばれるようになった。福江空港とか気象通報(2005年に廃止された)での福江と言われたほうが馴染みがあるように思うのは昭和の人間だろう。
飛行場が設置された1963年、滑走路1100メートルから始まった。旧長崎航空時代に定期航空路として就航した。1967年長崎航空の旅客事業撤退に伴い、全日本空輸に長崎ー福江線は移管された。1973年には滑走路が1200メートル化され、長崎ー福江間に日航製のYS-11が就航した。その後も徐々に滑走路長は延長され、1976年に1500メートル、1986年の1600メートル、1988年に2000メートルとなり、現在の長さとなった。福岡線は一時期ジェット化され、ボーイング737−200が就航していた。その後もボンバルディア社のDHC 8-400Qが投入されるまでは、ボーイング737−500が運行されていた。
到着ルート
航空機の到着し、プロペラが止められ、電源車が繋がれると、ドアが開けられる。エプロンには2つのスポットがあり、同じ時間帯に福岡からの到着機と二機入れ替わりでのダイヤが運用できるようになっている。
ランドサイド
アクセス
五島自動車による運行で、福江港まで20分程度である。バスの運行時間は航空機の運行に合わせており、延着する際には20分程度までのバスの出発遅延も行われている。料金は福江港まで310円。五島自動車のウェブサイトで確認をする必要がある。
https://goto-sight.com/gotobus/pg719.html
航空会社カウンター
現在は、ORCとANAの二社、実質、ANA単独一社での運航となっているため、ANAのカウンターがあるのみである。自動チェックイン機もあるが、ORCでの予約はカウンターでの搭乗手続きが必要であると考えて良いだろう。
売店には一通りの五島の特産品が置かれており、浜口水産の真空パックのすり身加工品、鬼鯖鮨も販売されている。鬼鯖鮨に関しては、事前に電話予約をしておいたほうが確実に手に入れられる。
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エアサイドへ
搭乗待合室への手荷物検査場はレーンが一つのみ用意されている。エアサイドにはトイレはあるものの、売店はないのである。手荷物検査前に購入しておく必要がある。