紅灯記の日替わりランチ
長崎市内では、あまり日替わりのランチというのをやはり見かけない。大抵は、ちゃんぽんとチャーハンのセットやラーメンとチャーハンのセットを月曜日から金曜日までなどというところが多く、昭和の若年オトコの昼メシという雰囲気が色濃く残っている。以前紹介した福壽のランチは週に2回程度であれば、毎回違ったメインがついて、これが家で作っている中華料理の様な肩の力の抜けた料理であって楽しいのである。
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本格的なものを出していただけるのは紅灯記のランチであろう。麻婆豆腐や油淋鶏など中華料理屋でも必ずある様なメニューも出てくるのが大変嬉しい。ちゃんぽんや皿うどん、ネギそばも美味であるから、ネギそばを食べるべしと出かけても、心迷って油淋鶏になったりというのはよくあることである。広東料理をベースにしているから、セットについて出てくるスープが優しくて、なんともホッとできるのである。
店の情報は、以前の記事にも書いているため、今回は省略する。以下の記事を参照されたい。
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毎日前を通るわけではないから、残念ながら知らないままになっているメニューがありそうなのは大変残念であるのであるが、今のところ、気に入っているものを載せておきたい。
紅灯記の黒酢の酢豚
一度油で揚げてサクサクとした衣をつけたものに、黒酢の餡を丁寧に絡めているのが美味な酢豚である。長崎ではスーパイコと呼び、甘酸っぱい怪しい酢豚が多い中で、豚肉の脆とした歯触り酸味が効いているのが好きである。
紅灯記の油淋鶏
夜のメニューにはなさそうなのが、この油淋鶏である。八角や山椒や生姜と言った下味がしっかりついている鶏肉をサッと揚げていて、これも大陸の人が好きそうなサクサクを表す脆という歯触りが嬉しい。ソースにはとろみはなく、染みるまで待っていたり、なんだか色々工夫を凝らしていただきたくなるのが、紅灯記の油淋鶏である。
紅灯記の麻婆豆腐
夜もいただけるため、どこか敬遠していたのがここの麻婆豆腐であった。山椒が効いているやや麻のつよい麻辣のソースは夏の気の発散には良いだろうし、冷たいものや水分を取りすぎやすく胃腸の働きが弱くなる頃には山椒は良いだろうと湿度も高い夏の日にいただいた。周りの皆様も麻婆豆腐を食べていたので、みんなこれも好きなんだろう。
店情報
市立図書館や歴史文化博物館での調べ物の時に寄っている紅灯記であるが、夜のディナーもなかなか美味しいものが揃っているため、いつかそちらの記事もあげておきたい。
- 〒850-0033 長崎県長崎市万才町3-2
- 時間:11時30分〜13時30分、17時30分〜20時30分
- 定休日:日曜日。その他不定休。
- 支払い:現金、キャッシュレス決済可。
- 電話:095-826-3004
- web: 中国料理 紅灯記 || 中国の技 長崎の旬
- おかみさんのインスタやツイッターにて営業情報を手に入れるのが最もスムーズだろう。