#dynamic_Nagasaki

長崎県をDynamic Nagasakiとして見つめ直します。現在おっさんがちゃんぽん食べ歩いています。乗り物、旅行、自転車、ジョギングも!

『中華菜館 福壽』理想型としての福壽のちゃんぽん【長崎でちゃんぽんを巡る】4 

中華菜館 福壽

ちゃんぽん 篇より先に開始した、日替わり・週替わりのランチメニューの紹介で登場した中華菜館 福壽であるが、今回はちゃんぽん巡りで、再紹介する。

戦前(と今は言わないのかもしれないが)創始の中華料理屋が多い長崎の中華街であるが、その実質は、修学旅行と観光ブームで、ただのちゃんぽん・皿うどん屋に落ちぶれてきている店が多いように思う。ここ福壽は、どちらかといえば、ちゃんぽん・皿うどんは観光客とたまに地元民か帰省客で、定食のお客が多く、福建風ではあるが、家庭の味としての中華料理を楽しみにできる店である。1945年創業の後発組としてなのか、白髪のおばさまが丁寧に陣頭指揮をとって切り盛りする様はちゃんぽんストリートと違った風格が感じられる。

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福寿外観。紅い外装に、黄さんの一字、中華風の格子がハマる。二階に調理場がある。

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ちゃんぽんの理想型としての福壽のちゃんぽん

ギトギトしくない、彩りのちゃんぽんで、目に優しく、このベージュ色のスープはほっとする。鶏ガラのスープは少しく甘味があって、最後まで飲み干してしまえるようでもある。麺は唐灰汁入りの灰色のちゃんぽん麺で、この香りと歯応え、スープの絡む様は、一応の長崎におけるちゃんぽんの典型であると考えている。家庭の具材に近い組み合わせでありがながら、スープと麺できちんとしたスタイルに仕上げているように思う。

具材は一般的なものであり、キャベツ、はんぺん、ネギ、豚肉、ちくわ(!)、ゲソ、玉ねぎなどである。カンボコをちくわにするのか揚げカンボコにするのか、肉を豚肉にするのか鶏肉にするのか、はんぺん の色をどうするのか、とりあえず、解析が酷く大変なマトリックスの中で考えるに、筆者が最も好きな組み合わせであると思う。

石橋蒲鉾へスタッフが走って購入に行く様などを常連になってくるとみることができるのである。

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福寿のちゃんぽん。スープの量が毎回若干の差があるのだが、それも一興。

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再掲。この灰色の麺の香りを嗅ぎ、トロッと絡むスープを見、歯応えを楽しむと、ああ長崎だと思う。

 福壽のちゃんぽん麺は瑞泰號のものであるという。「ちゃんぽん」とはに書いた様に、市内でも数少なく残る、唐灰汁入りのちゃんぽん麺の店で、これがまた独特の風味と長崎らしさを添えている。
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店情報

夏に福壽を訪れると色々と困ることがある。冷麺にするのか、日替わりの定食にするのか、それともちゃんぽんにするのか。 

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  • 時間:11時〜14時30分、17時〜20時30分

  • 定休日:なし。不定休。ただし、店頭に掲示される店休日を参照のこと。土日は大抵やっている。

  • 支払い:現金、カード・キャッシュレス決済不可。

  • 電話:095-821-3032

  • 住所: 長崎県長崎市新地町2−5

 

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