#dynamic_Nagasaki

Dynamic Nagasakiを見つめ直します。現在おっさんがちゃんぽん食べ歩いています。

『中華料理館 会楽園』激赤ちゃんぽん 韓国風ちゃんぽんの長崎上陸か?【長崎でちゃんぽんを巡る】20の2

韓国風(?)ちゃんぽんの長崎上陸?

辣(ラー)ちゃんぽんとして、長崎市内でも中華系のルーツの新興の人々の店舗で見られていた紅ちゃんぽんが、ついに老舗のちゃんぽんレストランに登場したのである。筆者は朝鮮半島におけるちゃんぽんはいただいたことがないのが残念なのであるが、これに発想の源は類するものと考えられる。会楽園においては、2021年9月16日より期間限定メニューとして、激赤ちゃんぽんという名称で、紅ちゃんぽんを提供し始めており、辛いものの好きな人々の間で話題になっている。会楽園の謂れは以下の記事を参照してほしい。

dynamic-nagasaki.hatenablog.com

www.kairakuen.tv

もともと福建省にルーツのある長崎における「ちゃんぽん」と山東省にルーツのある韓国における「チャンポン」は似て非なるものなのか、名前は同じものを冠しているが、どちらも独自の発達を遂げてきた。

朝鮮半島におけるちゃんぽんの歴史は長崎と同じくらい古いとされる。韓国における麺文化での代表的なものにはチャヂャンミョン(炸醤麺)、ミルミョン、カルグスク、チャンポンなどがあるのだが、韓国人の中での中華料理というと、チャヂャンミョン、チャンポン、タンスユックであるという。チャンポンの料理の由来は詳細は不明であるが、朝鮮半島の対岸の山東省がルーツであるとしている。韓国華僑の99%は山東省の出身で、1884年に仁川に設置された清国租界に居住した人々とともに伝来した。当初は白いスープの麺料理であり、鶏がらスープか豚骨スープの料理であった。海産物や野菜を炒め、スープを加え、麺を最後に入れるという点は長崎におけるちゃんぽんと共通した調理法であり、華僑が食文化として持ち込んみ、地域に定着したという点でも共通する。名前の由来は長崎で先に有名になっていたちゃんぽんから来ているという。

白いチャンポンとして仁川にやってきた韓国におけるチャンポンは、その後、韓国人の好みに合わせて変化した。白いチャンポンとして提供されていたものに韓国人客が唐辛子をかけるようになったという。現代でも華僑の運営している中華料理店では、白いチャンポンとして、かつてのチャンポンを提供する店があるという。三鮮チャンポンにはアワビ、エビ、ナマコ、フグ、カニ、カキを入れる店もあるといい、Covid-19明けに依然として店があるようであれば、訪問してみたいものである。

参考)桂淵 著 韓国のチャヂャンミ 人工物発達学的視点からみた

biz.khan.co.kr

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激赤ちゃんぽん ポップも同じものである

会楽園の激赤ちゃんぽん

具材はキャベツ、モヤシ、タマネギ、黒木耳、アサリ、豚肉、ゲソ、ハンペン(紅白)、チクワなどである。麺は唐灰汁入りのちゃんぽん麺であるが、通常の中平麺よりさらに太いものが投入されている。スープは辣油の浮かんでいる赤いスープであり、海鮮系の出汁も効いた、唐辛子と山椒の鶏がらスープであるようだ。

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会楽園の限定メニュー 激赤ちゃんぽん

トッピングとしてパクチーを選択可能であり、筆者はこれを投入してみた。

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こんもりとパクチーの載る激赤ちゃんぽん

麻辣の効いているスープであり、この点は韓国におけるチャンポンとはまた違うものであると思われる。辛さの中に甘味を感じるスープであり、海産物の出汁のでている点は韓国における鍋物文化に相通ずるところがありそうだ。

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パクチーを退けたところ

米飯に載せて最後のスープまで楽しむというコンセプトらしく、この辺りもチャンポンクッパブとでもいうのか、韓国式を踏襲しているのが興味深い。

 店情報

  • 住所: 長崎市新地町10−16
  • 電話番号: 0958224261
  • 営業時間:11:00-15:30 17:00-21:30(LO 20:10)ラストオーダーは午後8時10分である。ランタン期間だけはやや長い営業としているからたちが悪い。
  • 支払い:現金、QRコード決済、カード可

 

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