長崎のカオスエリア、浦上
文教地区として、一部には地価の高いエリアもあるのであるが、そこはかとないカオス感を漂わせているのが、長崎市の浦上エリアである。以下の写真をとりあえず、見てみよう。
カオスなエリアであり、歩道にセダンが止まるのは当たり前 Heart of DJN
歩道に通行方向とは逆にセダンが止まっているが、道路にも停車領域を確保している。長崎の中でもカトリック人口は多いのであるが、このエリア、どことなく、フィリピンや南国系のカトリック的メンタリティで生きている方々が多く、東京などで見られる割合最近の新興信徒群と比べると、行動様式にも差があると思われ、この辺りの文化人類学的な考察には非常に興味がある。他人からの愛が注がれるものであって、自ら注ぐものではなく、他力本願の傾向が非常に強い。
山東省という名前であるが、この店舗と山東料理がどう関係しているのかは不明である。なお、朝鮮半島においては山東省由来のチャンポンがある。
カウンター一本の席と畳の小上がりが二テーブル用意されており、付近の建設作業員など、作業服をきた人々が集ってくるのも興味深い。昼時にひっきりなしに注文が入り、定食や麺料理の注文が入ってくる。
山東省のちゃんぽん
具材はキャベツ、モヤシ、タマネギ、ハンペン(紅白)、イカゲソ、黒キクラゲ、豚肉などである。麺は唐灰汁の効いた丸麺のちゃんぽん麺である。スープは豚骨の効いたスープである。
焼きは具材が焦げない程度に適度に入れられ、煮は麺もやや柔らかくなる程度となっており、バランスは良いと感じられる。調理中にキャベツなどの野菜の香りの漂ってくるのがマスク越しにもわかるのがどこか嬉しい。豚肉やイカゲソにも火が通されており、その香りがふんわりと漂う。
山東省の店情報
- 住所:長崎市松山町8-17
- 電話番号:095-844-9572
- 営業時間:11:00 - 15:00 17:00 - 20:00
- 定休日:木曜日