#dynamic_Nagasaki

Dynamic Nagasakiを見つめ直します。現在おっさんがちゃんぽん食べ歩いています。

【長崎でバー巡り】その2 ドライマティーニ Bar 10c, Bar Nagata, Bar Waverley,

カクテルの王様 ドライマティーニ

マティーニというと日本では、今井清 氏が思い浮かぶ。お酒が飲めるようになった頃には洋酒の中でも蒸留酒が多かったのであるが、それからしばらくして、「日本マティーニ伝説」などを手にし、サヴォイのカクテルブックをシメシメと眺めるようになったのである。ジンとベルモットだけのシンプルなレシピであるが、この配合を微妙に変えることで多様な好みにも対応したカクテルとなる。ドライなものが良ければベルモットを減らしていき、その究極に至るようになると、ロンドンのDukesスタイルとなる。Not shaken Not stirredのスタイルはこのBar Dukesで見られる。

世界的な傾向でプレミアムジンの流通量が劇的に増加しており、よりドライなマティーニ、よりふくよかな香りのするマティーニなど、さらに多様なドライマティーニを楽しむことができるようになった。

マティーニの店といえば、ロンドンにある

長崎のレモン

Dukesではシチリアのレモンを使用しているのであるが、長崎のバーでは長崎の特産品の一つであるレモンを使用することもある。諫早の伊木力あたりでは長崎レモンと称して栽培が行われている上、家庭の菜園などでもレモンの栽培が見られるものを分けてもらって利用するバーもある。どこかシチリアのような、でも少し優しい香りがするのである。

長崎のジン

出島にはオランダ人が住んでいたが、ジンも製造されていたという。それをリバイバル版として作成する試みも杵の川酒造(きのかわ しゅぞう)で行われており、一部のバーでは扱いがある。

kinokawa.shop

そのほか長崎のオリーブなど、長崎でのマティーニの原材料には事欠かない。案外長崎市内では長崎県内全域からの産品の集積が悪いため、全てが揃わないため残念である。

Bar 10c

長崎のバーシーンにおいて、長く、最先端のデザインや趣向、嗜好を広めてきたのがこのバーである。同じ名前のバーとして、かつては万屋町に位置していたのである。こちらは上五島出身のマスターの元にわたり、名前は変わったが、かつての佇まいが残っている。現在は本石灰町に移ってきて10年ほどになるといい、かつてのバーの居抜きであるが、馴染んできており、かつての常連さんたちが主な顧客として残っている。親子2代で通うというのはよく見られる。

Gordonのジンをメインとするマティーニである。多くのセレクションがジンとしてあるわけではないが、好みを伝えてみると良い。

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Bar 10cのドライマティーニ
程よく冷えたグラスが曇り、その向こうにはトロミのある液面が艶やかに見える

Bar Nagata

1999年に開業したBar Nagataはモルトのずらりと並んだL字型のカウンターが特徴のバーである。モルトは国内外を問わず、マスターの好みが透けて見えるようなセレクションである。

ビーフィーターのジンをメインとするマティーニである。ジンのセレクションも多く見られるので、これを選んでも良いだろう。

Bar Nagataのマティーニ

タネを出すのが嫌でオリーブを頂かないこともあるのだが、
一枚ナプキンを添えてあればこうしてタネが見えないようにできる。

barnagata.com

Bar Waverley

先程、20周年を迎えたバーであり、エジンバラの鉄道駅、Waverley駅に因んだバーである。スコットランドの玄関口であり、ハイランド方面への出発点となる駅である。オールドのモルトが多く置かれており、おおらかな五島出身のマスターらしいバリエーションである。

Gordonのジンをメインとしたマティーニである。これ以外にもジンのセレクションは多く備えられているため、ドライなものが良いかなどの注文を正確に行うと良い。この写真の時にはやや甘めに仕上げてもらった。

Bar Waverleyのドライマティーニ

最後に

ヴェスパーマティーニが秀逸だったのはサカエバーであったが、女性バーテンダーが在籍していた頃のことであり、現状では多くを望めない。サカエバーは 2012年のBritish Airwaysの機内誌Highlife MagazineでもJames Bondが訪れそうな長崎の観光情報で、端島、料亭花月とともにマティーニを楽しむ場として選ばれている。元々の設計はBar 10cのマスターが手がけており、昭和末期の華やかな時代の雰囲気を残している。

ドライマティーニでいただいたCharbonnel et Walkerのトリュフ(Bar 10cにて)
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