長崎自動車道の大村湾パーキングエリア
1990年共用開始の大村湾パーキングエリアである。大村湾を見下ろす高台に立つパーキングエリアであり、ドッグエリアなども併設されている。この付近の道路はカーブとアップダウンが連続するため、軽乗用車や大型トラックとの並走には十分な注意が必要なエリアである。
長崎自動車道は1982年に長崎県内区間、長崎多良見と大村区間が開業し、1990年に長崎多良見と鳥栖の間で全線開通した。その先の長崎インターは山奥に位置し、その先、出島道路や南環状線を通して、市南部各所と繋がっている。長崎多良見(実際には諫早市)から長崎インター区間は片側一車線であったのが、2019年、芒塚(すすきずか)までが片側二車線となり、今後、トンネルの掘削完了しているため、近いうちには全線で片側二車線化が完了する見込みである。
なお、長崎新幹線(現行名 西九州新幹線長崎ルート)においても、山がちで費用のかかりすぎる長崎市内まで線を引かずとも、諫早止まりでもよかったのかもしれない。
「長崎中華街に勝るとも劣らないちゃんぽん」各所に挑戦的なポップが
上記のようなキャチフレーズで売り出しており、まあどんなものであろうかと休憩のために寄った。結果を書いておくと、確かに勝るとも劣らないどころか、好みの問題もあるだろうが、十分に上回っていそうな味であった。
「長崎本場の味!」
「本場長崎中華街もびっくりの美味しさ!!」
「本場中華街に勝るとも劣らない本格派ちゃんぽんです」
広告とはいえ、この煽りっぷりはさすがであるが、本場のちゃんぽんストリート(通称長崎中華街)があの体たらくであるから、どれもどこかに真実が含まれていて、やはりちゃんぽんストリートの凋落を実感するには良いスポットである。
台所ではおばちゃんが鍋を振り、テムポよく、注文を捌いている、パーキングエリアの食堂である。
大村湾パーキングエリアのちゃんぽん 広告には嘘偽りなし!
具材は、キャベツ、玉ねぎ、モヤシ、ニンジン、黒キクラゲ、豚肉、イカ、アサリ、小エビなどである。麺はやや唐灰汁の効いているちゃんぽん麺で、中平麺である。スープは鶏ガラベースで少々豚骨の効いたもので、やはり甘いのである。玉ねぎが新しく具材として加わったらしい。
焼きのしっかり入っているが、野菜の歯触りが適度に残るほどの煮具合のちゃんぽんで、食堂ちゃんぽんとしては申し分ない出来である。全体的に茶色い出来上がりとなっており、食堂ちゃんぽんらしさがある。ちゃんぽんストリート(通称 長崎中華街、新地中華街)のやる気ないものに比べると、たしかに「負けず劣らず」どころか、勝るところもあるように思う。食堂ちゃんぽんとしては、長崎県内でも本場の味となるだろう。
店情報
- 住所:東彼杵郡東彼杵町瀬戸郷647−1大村湾パーキングエリア内
- 電話番号:0957471430
- web: https://www.w-holdings.co.jp/sapa/2745.html
- 営業時間:8:00 - 20:00