平戸のおもてなし、旗松亭
平戸の街中でも一際目立ち、街並みにおけるランドマークのように見える建物を有している。昭和44年、昭和天皇行幸に際し、陛下をお迎えするホテルとして建設されたという、由緒正しい(?)謂れがある。その後、増築に増築を重ね、3棟のビルディングからなるホテルとなった。田舎の温泉旅館風の増築劇を垣間見れる。
「平戸らしく、手作りで、真心こめて」をコンセプトにしており、手作りだが、良いサービスを提供しており、平戸、西九州における観光の拠点にするのに良いだろう。
アプローチは階段(横にスロープ)からである。車を横付けでき、昭和のホテルらしいアプローチであり、どこか懐かしい雰囲気を漂わせている。
街中からホテルの建物は見えているのだが、どうもアクセスに苦慮して電話をかけてみると、車で迎えにあがりますとのことであった。帰りも平戸桟橋バス停まで送ってもらい、用務先へと出かけた。南アジア系のスタッフがフロントに立っていたが、きちんとした応対であった。
二階分の吹き抜けを有し、シャンデリアも下がる客室数から見ると大きなロビー・フロントを有している。
香港出身の実業家 李仙蒂(Sandy Li)により買い取られ、インバウンド全盛時代には各方面からのインバウンド客も多かったようである。2020年には台風で施設の一部が破損し、稼働客室数が低下している。
旗松亭の本館和室
12畳の和室を有する本館の和室であった。3つのビルディングの中央の建物にある。平戸瀬戸に面したお部屋は、その分値段の設定も変更している。本館の山側には洋室も用意されているが、こちらはビジネスユース向けの値段で提供されている。眺望の良い上層階は台風の影響で現在改装中である。
この何処か怪しげな壁紙は社長さん自ら選んだものだという。。。
旗松亭の温泉施設
館内に温浴施設は2箇所にある。和荘の最上階の上下に女湯と男湯、浪漫亭の最上階に露天風呂がある。露天風呂は完全なる露天であり、平戸瀬戸の景色が一望できる。
浪漫亭の露天風呂入口。露天風呂内には平戸三川内焼(佐世保市)の松山窯の磁器が各所にあしらわれている。
旗松亭の朝食
すぼなど平戸らしい産物を中心とした朝食をいただける。
ホテル情報
住所: 平戸市大久保町2520
電話番号:0950223191
アクセス:電話連絡により、平戸市街の平戸桟橋バス停などとの間を送迎してもらえる。ホテルへの車でのアクセスは市街地を一度抜け、オランダ商館の先からのアプローチとなる。
チェックイン/チェックアウト: 15:00 / 10:00