長崎空港(大村)での大村寿司
長崎空港の空弁と言えば、大村寿司である。周辺の各市町村などの名産をおさえて、大村寿司以外にはない。20年ほど前までには「やまと」の緑の紙箱のものしかなかったはずで、空港に到着すると、土産と夕食を兼ねて、やまとの寿司とカンボコを求めていたことがあった。
2009年頃だろうか、ターミナルの一階の、搭乗手続きカウンターの並びで、梅ヶ枝荘の大村寿司を見かけるようになった。穴子の大村寿司などを見かけると、大変新鮮であった覚えがある。
現在では、箱に入った大村寿司、穴子入りの大村寿司、太巻などとの詰め合わせが、長崎空港で売られている。デパートなどの催事などではタイの押し寿司もあり、こちらもなかなか美味なのである。
梅ヶ枝荘での食事
当日飛び込みでお願いしたため、大村寿司のセット、吸い物付きである。前日までに連絡しておくと、会席などもあるようで、またこれは試しに行ってみたい。
松ケ枝荘の大村寿司は、上から、錦糸卵、干瓢や椎茸の佃煮とハンペン、酢飯の層、ゴボウと人参のキンピラ、酢飯の層となっている。錦糸卵の下に白ゴマが振ってあり、このゴマの香りとゴボウの香りが前面に出てくるのが嬉しい。酢飯はやや甘いが、他所よりは上品である。
電話で問い合わせた際に、「梅ヶ枝焼き」と言われ、梅ヶ枝餅のようなものですか、と尋ねてしまった。梅ヶ枝焼きは確かに太宰府や祭りの時の出店にあるような梅ヶ枝餅の風体をしているが、餅ではなく、おやきのようなもので、米粉などから作ってある。特に餅米でないためか、粘り気は乏しく、餡も甘さは控えめで、大変美味である。
梅ヶ枝荘 大村寿司の持ち帰り、かぶり、お弁当各種
梅ヶ枝荘の寿司は大抵、大村空港(長崎空港)で手に入る。店でいただくのには、穴子が使われていないのだが、穴子を使った大村寿司や、いなり寿司と穴子寿司に太巻きの一緒になったものも売られており、昼食時や夕食時の登場の際にはよく利用している。
鯛の押し寿司はデパートなどの催事の際のみに見られるという。酢飯がやや甘めなのであるが、長崎市内にはない、どこか気品のある佇まいの押し寿司で、また食べられる日が待ち遠しい。
店情報
- 住所: 大村市玖島1丁目36
- 電話番号: 0120521389
- 営業時間: 10:00 - 16:00
- 定休日: 水曜日
霧島酒造の作り方のページも参考とした。