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Dynamic Nagasakiを見つめ直します。現在おっさんがちゃんぽん食べ歩いています。

佐世保『中華料理 四海楼』原典に忠実!【長崎県でちゃんぽんを巡る】50

佐世保 四海楼はもと住宅展示場であった

普通の中華食堂の雰囲気の店内である。「食事中以外は、マスクの着用をお願いいたします」と上手でもない字で書かれ、アルコールの手拭きが提供される以外は、当世風や華僑の日和ったメニュー構成でもなく、本家四海樓との差が大きい。きちんと商売をしている。住宅展示場の後の物件をマルっと、看板までそっくり利用しているのがなんとも興味深い。

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うっすらと残る住宅展示場の看板の下地

創業は1954年である。まだ存命であった、「ちゃんぽんの始祖」陳平順が世界で初めて、日本人として大浦 仁助氏に四海楼の暖簾分けを認め、この佐世保の地に開店した。わざわざ、免許皆伝の証明書まで発行したというから、どこか日本的である。当初は佐世保駅前に店を構えていたが、1990年の火災により、早岐駅付近に移転した。二代目徹氏のおかみさんが店を切り盛りしているという。2019年7月19日に早岐の店舗は現在の地点に移動してきた。

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立体パーキングで隠れている旗型の土地

五目ちゃんぽんとなると八宝菜風の具の組み合わせになるという。これは福寿でも見たような気がする。そぼろ、五目の本来の姿なのだろう。今後、もう少し例を集めてみたら考察してみたいと思う。案外、本家や元祖というのが商売に走ると、本質は移ろうのかもしれない。

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中華食堂らしい店舗の様子

まずは、このメニューブックの見開き1ページを読んでから決めると良いであろう。

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佐世保四海樓のメニュー 表紙

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佐世保四海楼のちゃんぽん

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水とは別にお茶のサービスがある 箸袋がなんとも古式ゆかしい、中華料理店のそれである

具材はキャベツ、タマネギ、モヤシ、紅緑のハンペン、豚肉、ゲソ、黒木耳などである。具材は細い短冊状に切られており、麺と絡みやすく、それぞれでも一緒にでも楽しめる。麺は唐灰汁弱めのやや黄色い丸平麺である。スープは鶏ガラベースにやや豚骨が効いている。焼きがしっかり入っているが、キャベツの甘味が出ながら、モヤシの歯触りが残るほどの軽い煮がある。

碗は口の平たい、ちゃんぽん碗である。

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佐世保四海樓のちゃんぽん

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綺麗な盛り、薄い碗とmちゃんぽんらしい

本家四海樓とはそれぞれが別個に発達してきたのだろう。ちゃんぽんらしいちゃんぽんである。野菜など具材の切り方は、始祖四海樓にならっているが、錦糸卵は消え(始祖が後から乗せ始めたのかもしれない)、スープの色は始祖の方が白い。四海樓から暖簾分けし、独立した時点で、別個のものになり発展したように見える。

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餃子も一緒にいただくが、薄皮である

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四海樓の名残が密やかに

五目ちゃんぽんの記事はこちらに。

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店情報

  • 住所: 佐世保市早岐1−4−5
  • 電話番号: 0956393200
  • 営業時間: 11:30 - 21:00
  • 定休日: 水曜日
  • 14時以降に昼休みを取ることがあり。

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