佐世保駅のちゃんぽん食堂 香蘭
佐世保の中でも老舗の店舗であり、出張で頻回に訪れるものの間でも、人気というわけではないのだが、根強くリピートするものが多い店である。1968年創業で、かつては佐世保駅前地下街に店舗を構えていた。
中華料理から派生したちゃんぽん食堂である香蘭だが、敬虔なのであろう、いつも隅には百合の生花が生けられている。受胎告知、聖母マリア、などなどこの取り合わせで連想するものを並べながら、豚骨スープの鍋のそばに置かれたチグハグさというのか、ある意味「長崎(県)らしさ」を味わっていると出てくるのである。豚骨やら砂糖が焦げたようなカラメルの香りに加えて、百合の香りが入り混じって不思議な気分にさせてくれるのである。
香蘭の皿うどん太麺
具材はキャベツ、モヤシ、タマネギ、黒木耳、ニンジン、ハンペン、豚肉、ゲソ、エビ、アサリなどである。牡蠣のシーズンには九十九島産の小さな牡蠣が入っている。麺は黄色の、唐灰汁の効いているちゃんぽん麺である。スープはやや豚骨の効いているスープであるが、やはり甘い。スープはたまに灰汁を取りながら、開店中は炊き続けているものである。餡掛けタイプの太麺の皿うどんで、初めに麺を中華鍋で焼いた上で提供する、ひと手間かかったような、カタ焼きそばのような太麺の皿うどんである。
店情報
朝10時30分と遅い朝食としても利用可能である。
- 住所:佐世保市三浦町21−28
- 電話番号:0956245803
- 営業時間:10:30 - 19:00
- 支払い:現金のみ