#dynamic_Nagasaki

長崎県をDynamic Nagasakiとして見つめ直します。現在おっさんがちゃんぽん食べ歩いています。乗り物、旅行、自転車、ジョギングも!

『フュージョンディッシュ 蘭桂坊』長崎駅前の高級中華の香り漂う【長崎でちゃんぽんを巡る】23

蘭桂坊というと香港なのだが

バーテンダーと話していて、「駅前のランカイフォンですかね」という。ちゃんぽんの話をしていたはずなのだが、なぜ、この店なのか、いかにも香港料理か広東料理のような店でちゃんぽんかというのが第一印象であった。

蘭桂坊 と聞くと、先に思い浮かぶのは香港なのである。夕方の早い時間に、セントラルから、銀行の終わるころに少しだけ坂を登って、ぼうっとビールを啜りに行くのが、香港の夕方の始まりであった。その後、一人の時には焼き物の店に行くし、会食の際にはどこかレストランへと向かうのである。金融街が近いのもあって、観光客からビジネスマンまで多種多様な人たちが溢れていた一角が香港の蘭桂坊である。オシャレという人もいるのだろうが、雑多な雰囲気を留めていて、早い時間にはどこか居心地も良いエリアであった。この記事を書くまで、蘭桂坊というエリアであったことも実は知らなかった。

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長崎駅前の蘭桂坊の外観

長崎の蘭桂坊は、広東料理を標榜するレストランである。それをなぜかフュージョンディッシュとしているのは不思議である。2009年の4月にオープンしたようで、それ以前には福盈門からの内装も外装もそのままにスタートしている。濃いグレーのレンガ積みの内装に、中華風の幕の雪洞がぶら下げられており、店内にはJAZZがかかっている。

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蘭桂坊の内装

店長自ら接客をして回っているが、箸やレンゲのサービスは中華式、足取りや手元から、長く、ホテルやレストラン業界で働いてこられた方なのだろう。

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蘭桂坊 昼のメニュー 夜はまた異なるメニューになる様である。

このメニュー表の左下に韮拌麺を発見し、そのまま再訪したのであった。

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蘭桂坊のちゃんぽん

蘭桂坊のちゃんぽんでまず目を引くのは白濁した白いスープだろう。ここに、キャベツ、スープに良い出汁が出るあさり、えび、イカ、人参、蛍光ピンクのはんぺん、葉野菜、豚肉などが具材として入っている。麺はやや平麺の唐灰汁入りのちゃんぽん麺で、灰褐色である。鶏ガラ、豚骨、香味野菜(ネギ・生姜)からなるというスープは、見た目よりあっさりとして、夏の塩気としても、香り良く優しく楽しめる。焼きの入れ方はやや弱いが、キャベツなど野菜の歯触りが残る程度に火が通り、ちゃんぽん麺は腰と香りが出るほどに煮込んであり、バランスがよい。白いスープをバックに各具材の彩りが良いのも人気の鍵かもしれない。香味野菜を入れたスープの感じはやや広東的であるかもしれない。

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蘭桂坊のちゃんぽん 白濁したスープに彩の良い具材、麺は唐灰汁入り

店情報

お洒落な雰囲気と記載されるが、こちらの店長のサービスの方に目がいくような店である。白濁したスープで、四海樓は夏の間は行きたくないと思うのであるが、蘭桂坊のちゃんぽんなら夏も楽しめる。

  • 住所:長崎市大黒町6−12
  • 電話番号:0958112323
  • 営業時間:11:50-14:00 18:00-20:30
  • 下記ツイッターで確認の上、訪問された方が良い。
  • 支払い:現金、QRコード決済、カード

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