「かぶり」とは
長崎弁で「かぶり」というと飲食店で提供された、食事の残りを持ち帰る、あるいはお土産や持ち帰りとして包んでもらうものをさします。寿司屋や日本料理店のカウンターで
「こいば、かぶりにしてくれんね」
と注文するおじさまを目にすることでしょう。どうも、福岡や長崎県北でもそのような使い方をする方々がいるようですが、長崎市内が主のようなのです。他で聞いたことがあるという方、ご教示いただけますと幸いです。
さて、今回のコロナ騒動。長崎市内での「かぶり文化」からくる、テイクアウト、持ち帰りメニューが百花繚乱。ウェブサイトまでできており、一部の店舗では、行列ができるほどになっています。長崎でも緊急事態宣言の解除が行われていますが、基幹産業たる観光業の戻りには程遠く、企業や官庁の接待や会食もまだまだ先になるようです。
会楽園のお弁当
長崎中華街(当ブログではちゃんぽんストリート)は緊急事態宣言発令に伴い、市内観光地の閉鎖・休業とともに、休業期間に入っていましたが、長崎市内の解除に伴い、営業を再開しています。持ち帰りのみの対応、昼食だけの営業、持ち帰りと店内利用との併用など、中華街の組合の影響下にある店舗間でも、営業形態には違いがでています。会楽園では持ち帰りだけの利用が可能です*1。
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チラシ・ポスターからのメニュー・値段は以下の通り。
- えびチリ弁当 900円
- 日替わり弁当 900円
- 中華丼弁当 800円
- 皿うどん弁当 800円
- 麻婆豆腐弁当 700円
- 酢豚弁当 900円
- 青椒肉絲弁当 900円
- 唐揚げ弁当 900円
初めての試みのようであり、注文とったり、弁当詰めたりで、店員さんたちはバタバタ。。。家族分5個などの注文の際には、予め電話注文をして取りに行ったほうが、三密を避けることができるだろう。このような時世のもと、まだまだ気を緩めずに、自らの安全と他人の安心を図るべきであろう。
さて、弁当本体であるが、少し甘い(だいぶん甘いだろう、他のところとに比較)えびチリに白ごはんと変更可能というパラリとしたチャーハン、店では食べたこともない焼売、ハトシ、春巻きに小さなサラダが入っている。春巻きはパリッとハトシは中華街らしい脂シミシミである。
店情報
- 営業時間:11:00-15:00
- 電話番号:095−822−4261
- 住所:長崎市新地町10−16
*1:※7月より店舗営業が再開し、通常のメニュー構成のままのサービスとなっている