健康病院で社食ちゃんぽんを食べる
長崎大学病院は一時期、「健康病院」というキャッチコピーで売っていた。そこの食堂ではやはり職員向け価格(一般向け価格もある)が設定されている、社食ちゃんぽんの括りのちゃんぽんがある。お見舞いで来た方、通院中の方なども混じり、ひそやかな人気なのは、ここのちゃんぽんである。家族の入院中に、立ち寄ってみたら、案外美味しかったとの声もちらほら聞かれて、そこにはどこかしみじみとした響きも混じる。外来棟地下の冴えないフロアでやっている。
あくまで、病院ですので、自己の分別の範囲内で行動してください。
アンゼラスのちゃんぽん
野菜はぶつ切り、コーンまで入っている、彩りと量を多めに設定するのは、社食ちゃんぽんの鉄則でもありそうだ。器は口の開いたメラミン製であった。灰色のスープであるが、注文が入ってから、ジウジウと炒め、スープを投下する音が聞こえる、なんとも作っている臨場感にもあふれる食堂であった。
食堂でのあり方として、やはり灰色のおにぎりを添えてみるが、ここのはとろろ昆布がたっぷりとかかって、噛めば噛むほど、トロリとしてくる。実は、このおにぎりはちゃんぽんのスープによく合うのである。昆布の旨味と動物系スープの出汁が程よくマッチするので、食堂ちゃんぽんをいただく時には、ぜひ、おにぎり、昆布のおにぎりと一緒にスープを啜ってみて欲しい。
店情報
あくまで、通院や入院などのついでで行って欲しい、アンゼラスのちゃんぽん。注文が入ってから、作り始めてくれるのは、職員としても、お昼休憩でもほっと一息つける嬉しい瞬間だろう。
住所:長崎市坂本1−7−1 長崎大学坂本キャンパス内
支払い:現金のみ